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はじめての方へ
世の中にはたくさんのホームページ制作会社が存在します。それぞれの会社に特長があり、得意とする分野や業界も異なります。そんななかでよく目にするのが「格安でホームページを制作します」と謳うホームページ制作会社です。50万円や10万円、なかには数万円で制作を請け負うホームページ制作会社も数多く存在します。
印象値に過ぎませんが、特に福井県には格安や安価でホームページを制作する会社が多いように感じます。一方で、キオミルフクイは格安ホームページ制作会社ではありません。どちらかといえば高額の部類に入るホームページ制作会社ですが、格安ホームページ制作会社とキオミルフクイとでどのような違いがあるのかをご説明します。
ホームページ制作という仕事に限らずですが、大半の仕事には人が関与します。そして人を稼働させるためには人件費が発生します。ホームページ制作には材料や資材の費用は必要ありませんので、必要な費用はほぼ人件費になります。極端に言えば、制作に時間を要するホームページは高額になり、制作に時間を要さないホームページは安価になるという仕組みになっています。これはホームページ制作業界だけでなく、あらゆるビジネスに共通していえる費用の構造です。
具体的に説明していきます。ホームページ制作会社はスタッフ1人を1日稼働させる費用（1人日）を設定しています。仮に1人日が5万円の場合、制作に20日かかる場合は100万円が制作費になります。格安ホームページ制作会社は10万円や20万円という制作費を設定しています。10万円でホームページ制作をするには、2日でホームページを仕上げなければなりません（もちろん初期制作は赤字でも、お客様から月額費用をいただくことで最終的な採算を合わせる場合もあります）。
つまり、10万円や20万円といった安価な費用でホームページ制作を請け負う会社は「制作期間を短くすることで安さを実現できている」ということになります。このような費用の仕組みを理解すれば、制作費から「どの程度自社のホームページ制作に時間をかけてもらえるのか？」はある程度予想できるようになると思います。
キオミルフクイでは数万円から数十万円といった格安費用での制作はほとんど請けておりません。時間を短縮するためのテンプレートの類も一切用いておりませんので、必然的に制作には時間を要します。例えば、お客様への取材やヒヤリング、競合他社の調査、お打ち合わせ、デザインプランニング、更新ツールの実装などです。いずれもお客様との対話を繰り返しながらじっくり腰を据えて行う作業です。このようにキオミルフクイは格安ホームページ制作会社と異なり、お客様1社1社にじっくり時間をかけてホームページを制作しています。
格安ホームページ制作会社とキオミルフクイの決定的な違いは、「成果を目指したホームページ制作」ができる点です。例えば、「ホームページから問い合わせを獲得したい」「ホームページを採用活動に活かしたい」といったご要望にお応えすることができます。ホームページはただ制作しただけではビジネスに大きな影響は与えません。ネット上に自社のホームページが設置されるだけで、勝手に訪問者が増えたり、問い合わせが増えたりすることはほとんどありません。
成果を目指したホームページを制作するためには「どのようにしてホームページに訪問者を呼び込むのか？」「ホームページに訪れた方をどのようにもてなすのか？」といったことを考えなければなりません。適切な狙いを持ったホームページでなければ、お問い合わせを獲得するなどの成果を得ることはできないからです。成果を目指したホームページ制作は「作る」以上にたくさん「考える」必要があります。検索エンジン市場の調査、お客様のビジネス、競合他社、顧客の理解、コンテンツの企画など、多岐にわたります。
このような「考える」プロセスには、多くの時間を要します。先に述べた通り、格安ホームページ制作はビジネスの構造上、ホームページ制作に時間をかけることはできません。つまり、格安ホームページ制作会社は「考える」時間がとれない以上、成果を目指すホームページ制作を実現することが難しい体制であるといえます。
ホームページはさまざまな工程を経て形になります。例えば、メニューリスト（サイトマップ）、画面設計、デザインなどです。これらの要素はお客様と意見を交換しながら少しずつ決定へと進行していきます。では、メニューリストやデザインはどのようにして決めていくのでしょうか？
先に述べた通り、格安ホームページ制作会社は考えることにあまり時間を割くことができません。そのため、基本的には「どのようなメニューリストを用意しますか？」「どのようなデザインが良いですか？」といったようにお客様からのリクエストを聞いて形にしていくか、あるいはあらかじめ用意されたメニュー項目や設計がテンプレートから選ぶ流れになります。
お客様の会社の中に企画が得意な方がいたり、すでに考えがまとまっていたりする場合はスムーズに進行できるでしょう。しかし、ホームページ制作に不慣れな方や、目的は決まっているが具体的なところまでは決めていないお客様にとってはかなり負荷の掛かる進行方法ともいえます。
キオミルフクイは基本的に「どうしましょうか？」とお客様にお尋ねすることはありません。お客様の目的を踏まえてプランニングを実施しますので、「目的を達成するためのメニューはこれです」「お客様のブランドイメージに基づくと、デザインの方向性はこのようにしてはいかがでしょうか？」といった感じでご提案をさせていただきます。
このように、キオミルフクイは御用聞きではなくご提案型のホームページ制作会社です。
ここまで格安ホームページ制作会社とキオミルフクイとの違いを説明してきました。私たちは格安ホームページ制作会社ではありませんが、必ずしも格安ホームページ制作会社や安価な制作費のホームページ制作会社が良くないとは思いません。
ホームページ制作には必ず目的があり、その目的を達成するために最適なホームページ制作会社を選択することが大切です。例えば、ホームページよりオフラインの世界での集客がメインになる飲食店などの店舗ビジネスの場合は、ホームページに予算を割き過ぎるのは経営判断として適切とは言い難いでしょう。格安ホームページ制作会社にテンプレートなどを用いてもらい、安く素早くホームページを立ち上げてもらう判断も間違っていないと思います。
地上戦の営業が強い会社なども同様です。顧客との初回接点は必ず営業マンで、その後、顧客にホームページを見てもらえれば良いという場合は、さほどホームページ制作に予算を割く必要もないでしょう（もちろん、営業マンに頼らないマーケティング体制を作りたいなら別です）。
また、自社にプランニングに長けているスタッフやWebディレクターがいて、制作だけを外部に任せたいケースも、格安ホームページ制作会社の起用は有効といえます。
一方で、ホームページから新しい顧客を獲得したい、採用に活かしたいという場合は、ある程度予算を割き、プランニングが得意な成果重視型のホームページ制作会社を起用すべきです。
1件の成約金額が大きいBtoBビジネスの場合、ホームページ経由で1件でも取引を成約させることができれば、ホームページ制作の費用は瞬く間にペイできてしまうケースもあります。例えば、1件の取引金額が300万円程度と仮定した場合、ホームページ制作に300万円をかけたとしても、1件の取引を成約させれば投資額は全額回収できます。回収どころかホームページは半永久的に取引を生み出し続けてくれますので、非常に高い投資効果を生み出してくれます。
成果重視のホームページ制作をご検討中であれば、「ホームページ制作は投資である」という点を念頭にある程度の予算を準備するのが無難でしょう。最も良くないのは、目的や状況と合致していないホームページ制作会社を選択してしまい、無駄に予算を使ってしまうこと、毒にも薬にもならぬ中途半端なホームページができあがってしまうことです。ホームページ制作は目的を見失わず、目的を達成できる適切なホームページ制作会社を選定するようにしましょう。
格安ホームページ制作会社のなかには、分かりづらい業界という点を利用して、やや疑わしいサービス内容を書いている会社も数多く存在します。格安ホームページ制作会社で下記のような文言が書かれている場合には、本当に実現が可能なのか十分に確認を取るようにしましょう。
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よくあるのは、格安ホームページ制作会社にも関わらず「SEO対策ができる」と謳っているケースです。これはかなり疑わしいといえます。SEO対策は「考える」時間も「作る」時間もかなり必要になる業務です。安価な制作費を設定するホームページ制作会社でそれが実現するとなると、どうしても矛盾が生じているとしか考えられません（予算度外視のボランティアなら別です）。
おそらくですが、「綺麗なコードで書かれている」「タイトルタグを設定する」といったテクニック的な部分を「SEO対策」と解釈して「SEO対策ができます」と謳っている可能性が高いでしょう。しかし、本質的なSEO対策はテクニカルなものではありませんし、たとえテクニカルな要件を満たしていても上位表示は実現できません。十分に注意しましょう。
本質的なSEO対策については以下を参照ください。
Pattern 02
こちらもSEO対策と同じく、疑わしい言葉です。問い合わせの獲得は「十分な訪問者の獲得」と「十分なおもてなしの準備」ができて、はじめて実現します。これらを実現するには「作る」時間だけでなく、たくさんの「考える」時間が必要です。つまり、「考える」時間を割くことができない格安ホームページ制作会社が「問い合わせを獲得できます」と謳うことにはやや疑問が生じます。十分に注意しましょう。
ただし、ホームページには「指名検索」といって、検索エンジンで自社名を直接入力して流入してくる場合もあります。このような方はすでに自社の名前を知っていて、電話ではなくホームページを通して問い合わせをしてきただけなのです。これはある意味、お客様の会社の実績や功績が成したことであり、ホームページが独力で獲得した問い合わせとは言い難いです。
